法人口座を作るなら地方銀行や信用金庫のほうがはるかに作りやすいのは重々承知の上で、あえて都市銀行である(日本一法人口座開設が難しいと言われる)三菱東京UFJ銀行に銀行口座を作ってみた。

厳しさはここここここここここを見てもらうとわかる。

今回口座を作った支店は名古屋中央支店。

大津町支店と迷ったがなんとなく名古屋中央支店のほうが強そうだし。

ところが、この名古屋中央支店、旧東京三菱銀行名古屋支店ということで東海銀行じゃない。

そういえば名古屋中央支店で「是非地元の東海銀行に口座を作りたい」と言ったら表情が曇ったんだよね・・・

今更ながら大津町支店(旧UFJ銀行 大津町支店)にしたほうがよかったのかも。

 

とはいえ、UFJの場合は「なぜここの支店で口座が必要なのか?」が非常に重要で、私の場合、理由は「事務所から一番近いから。あと、海外からの輸入をするので外貨口座が必要だから」

UFJ各支店の状況はこちら

 

 

で、諸々ありまして何とか無事に口座作成手続き完了。

申請したのは名古屋中央支店だったが、口座には名古屋営業部とあり。店番も401じゃなく150。

名古屋営業部って何支店?笑

銀行引き落とし申請用紙なんかにある銀行口座欄って、本店か支店だけなんで、営業部の場合はどうすればいいんだか???

 

 

詳しいことは書けない?が、一言でいうなら口座作るのは会社作るのより大変!

よほどのことがない限り地方銀行か信用金庫で作ったほうがどれほど楽なことか・・・

私は(いつかは)海外の貿易をやりたいという思い(海外旅行が経費で行けるし)があるので、UFJにした。

 

 

必要なもの等を書いておく。

  1. 会社の登記簿
  2. 会社の印鑑証明書
  3. 会社の謄本
  4. 会社の実印(法人口座の印鑑と兼用)
  5. あれば会社のゴム印(手形印)
  6. 運転免許証
  7. 会社が機能していると証明するもの※

 

 

UFJの場合、法人口座は行ってすぐに作ることができない。

まずは法人窓口で審査申請をして、1週間くらいしたら上司から電話をもらい、会社が実在していて(ペーパー会社じゃなく)ちゃんと機能している証明をする必要がある。

結局、法人口座を作るには会社の登記と同じだけ(それ以上に??)時間がかかるということだ。

 

 

で、鬼門になるのは「会社が機能していると証明するもの」

今は機能していない(将来は大儲けする会社に成長することを妄想する)会社を実際に営業しているように見せなければならない。

 

私は

  1. 事務所の賃貸契約書 (自分の部屋なのに要るのかわからなかったが一応用意した。ただし、自分の部屋も賃貸のため、本来は大家との契約違反かもしれない)
  2. 会社のホームページ (あからじめvaluedomainで***.co.jpのドメインを取得しておく。そしてホームページで実際に営業している内容をどこかの商社のホームページを参考に作る。妄想でアパレルの通販会社を経営しているので、そこら辺のオンラインショップのようなホームページを(適当に)作った)
  3. 仕入れ先のホームページのコピーなど (私は長者町の店でTシャツ等を仕入れてネット販売する会社のようなものにしたので、仕入れ先として長者町の問屋の情報(何食わぬ顔して名刺とかもらって)と、taobaoで上海のアパレル会社(ここここを適当に)を出した(中国語ができるのですか?と聞かれたので、彼女が在日中国人で仕入れの手伝いをしてもらうけど、社員じゃないから給料は払っていないと言った。定款の目的がすごく大きいと言われたので、中国からの輸入を考えているので目的は商社になってると言った。そりゃお前では日本人の彼女は無理だわな)
  4. NACCSコード取得の用紙
  5. 某他銀行の法人口座と取引運用実績
  6. 後は気合(と口八丁)で、「起業しオンラインショップを開設して今から頑張るつもりだが、今はまだ起業したてでほとんど実績がない。彼女が中国人で近い将来には結婚も考えている。その利点を活用して中国からの輸入をする計画なので外貨口座も必要だ(から、どうしてもUFJで銀行口座が必要だ)」的なことを頑張って説明する。

 

というようなことを前提で色々、本当にありとあらゆるものを準備して提出した。

まずは某(超マイナー)地元銀行で法人口座を開設した。(ここでも多少はすったもんだあったが)

法人としての営業実績を作るため、実際に激安Tシャツを仕入れて販売した実績も作った。(仕入伝票は長者町の問屋の領収書(現金仕入)で、購入者の振込は知らない架空人物?からの現金振り込みだが笑。当然、現金は引き出して新たな購入振込みとして使った)

何日かに分けて色々な銀行のATMから現金で振込みをかけたので振込手数料が大変なことになった。

そして何度UFJに足を運んだか・・・という状況であるが、とにもかくにも法人口座を持つために、行員に言われたことは真摯に対応し、決して反抗しないことが大切。←これ、かなり大切なこと!

実際、UFJに法人口座があると、例え資本金1000円の会社でもちゃんとした会社に見えるような気がするのは俺だけか?

 

 

ということで、振り返ってみても心の底から大変だったと思う。

特にUFJは法人審査が異常に厳しいので、できることなら他の銀行で作ったほうがいい。

UFJに媚を売っても仕方がないが、UFJの担当は(ルールの範囲で)ちゃんとやってくれたと思うし、対応が悪かったわけではなく、むしろ(ルールの範囲で)よく頑張ってくれたと思う。

にしても、やっぱり法人口座開設に対する審査の厳しさは異常じゃないかと思う今日この頃だ。